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2006年08月10日
熱中症とは?

 体温を維持するための生理的な反応(例えば汗をかく等)より生じた失調状態から全身の臓器不全に至るまでの、病態をいいます。

 暑熱環境下にさらされる。あるいは、運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症します。

 熱中症には、熱痙攣、熱疲労、熱射病の3つがあります。

【1】 熱痙攣: 筋の有痛性痙攣、高温環境下の作業で電解質(特にナトリウム)が喪失して筋の痙攣が起こるもので、通常意識は良好である。脚や腹部の筋肉に発生しやすく、消化管平滑筋の痙攣で腹痛をきたすこともある。
対処・・・ 予後は良好なので、涼しいところで安静にし、水分と電解質を十分補給する(食塩水やスポーツドリンクなどを飲ませる)。
【2】 熱疲労: 脱水によって体温上昇と脱力をきたしているが、意識障害は認められず、体温は熱射病ほど高くないもの。体温調節能力が保たれており、発汗がみられる。めまい、頭痛、吐き気、倦怠感を伴うことも多い。
対処・・・ 涼しく風通しのよいところで安静にし、水分と電解質を補給する。冷たい濡れタオルで体を拭き、送風するとよい。
【3】 熱射病: 意識障害、体温40.5℃以上、乾燥した皮膚が特徴。原因にかかわらず、体温が41℃を超えると細胞破壊が起こり、中枢神経障害、肝・腎不全,横紋筋融解などをきたし、自律的な体温調節能力は失われる。この状態が熱射病であり、まず冷却することが肝要です。意識障害、錯乱、昏睡、全身痙攣などを伴うこともある。
対処・・・ 意識がない。もしくは、反応が鈍いとき。→涼しいところへ運び、氷嚢やアイスパックで首、脇、足の付け根を冷やす。救急車を呼ぶ。以上を同時に行う。

どんな人がなりやすい?
 暑熱環境でのスポーツや労働中、高齢者、幼・小児、体調不良な人(下痢など)等に起こりやすい。

予防するには?
 1. 炎天下や非常に暑い場所での長時間にわたる作業や激しい運動を避ける。
 2. 水分を十分に補給する。
 3. 体調が悪いときは無理をしない。
 4. 外出時は帽子をかぶる、日傘をさすなど、直接日光に当たらないようする。
 5. こまめに休憩をとる。

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