禁煙治療について
平成18年4月1日より、禁煙補助薬を使用する禁煙治療の保険診療が、可能となりました。
しかし、現時点では、この保険診療を受けられるのは、限られた医療施設のみです。また、対象患者となる要件は、下記の要件1〜4すべてに該当する人に限られます。(1つでも該当しない場合は、自費となります。)
=対象患者の要件=
- ニコチン依存症に係わるスクリーニングテスト(★TDS:The Tobacco Dependence Screener)で、ニコチン依存症と判断された者
- ブリンクマン指数が200以上である者
(ブリンクマン指数 = 1日の喫煙本数 × 喫煙年数)
- 直ちに禁煙することを希望している者で、禁煙治療プログラムについて説明を受け、治療を受けることを文書により同意している者
- 医師がニコチン依存症の管理が必要と認めた者
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★タバコ依存症スクリーニング(TDS)
- 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまったことがあった。
- 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがあった。
- 禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくてたまらなくなることがあった。
- 禁煙や本数を減らそうとしたときに、次のいずれかの症状があった。(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
- 4の症状をなくすために、またタバコを吸い始めたことがあった。
- 重い病気にかかり、タバコがその病気に良くないと分かっているのに、吸うことがあった。
- タバコのために健康問題が起きたことが分かった後でも、吸い続けたことがあった。
- タバコのために精神的問題が起きたことがわかった後でも、吸い続けたことがあった。
- 自分は、タバコに依存していると感じることがあった。
- タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かあった。
※判定方法:1問〜10問のうち「はい」が5問以上なら、タバコ(ニコチン)依存症の可能性が高い。
☆タバコによる身体への影響が多数報告され、いろいろな病気を引き起こす要因になっていると考えられています。
「たった一つの掛け替えのない命!」 禁煙することで守ることができるかも知れません。
自分のために、また、自分の周りにいる大切な人のために、禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?
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