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2009年07月17日
ペット感染症予防について

「ペット感染症」は、正式には「人獣(蓄)共通感染症」と呼ばれ、動物と人が共にかかる病気のことです。
室内飼育が主流となり、飼い主とペットが同じ空間で暮らすようになり、一緒に寝たり、食事をしたりなど、より濃厚な接し方をすることが増えてきました。それによって、飼い主がペット感染症にかかるケースが増えてきています。
ペット感染症を引き起こす病原体には、ウイルス(狂犬病、日本脳炎etc)やリケッチァ(Q熱etc)などの小さな微生物、細菌(サルモネラ症、O-157感染症etc)やクラミジア(オウム病etc)、寄生虫(エキノコックス症etc)など、さまざまなものがあります。
日本で発症する感染症は約50種ありますが、犬や猫などの小動物から人に感染する可能性のあるものは、約30種と言われています。ペット感染症の多くは、身近な動物から感染したという自覚がなく、医師がペット感染症に詳しくなければ、なかなか気づかないこともあります。例として、3匹の室内犬を飼っている人が、長く喘息のような症状を見せていたが、治療しても改善が見られず、詳しい検査でQ熱に感染していることが判ったというケースもあります。

具体的な予防法は…

1.飼育動物に定期的な獣医師の診察を受けさせ、病気を早期に発見し治療する。また、積極的にワクチン接種を受けさせ、感染症に掛からないようにする。

2.飼育動物の排泄物は、室内に放置せず直ぐに処理する。処理した後は、手洗いを励行する。

3.飼育動物に口移しで餌を与えない。寝る時は寝室に入れない。

4.飼育動物を、定期的にシャンプーやブラッシングしたりして、皮膚を清潔に保つよう留意する。

5.飼育動物には、調理された餌や既製のペットフードを与える。生肉等は与えない。また、小動物を捕獲して食べることを止めさせる。

6.動物に触れた後は、手洗いを励行する。


予防には、ペットは人間ではないということを認識して、節度ある触れ合いをすることが大切です。

感染症は、世界的には制圧の方向になく、新種が発見されたり、過去の感染症が問題になったりして増加傾向にあります。今年、流行している新型インフルエンザも人獣(蓄)共通感染症です。近年、海外からの輸入ペットも増え、新たな感染症が日本に入り込んでも不思議ではありません。ペットとの暮らしをより楽しく安全にするために、「ペット感染症」について正しい知識を持ち、それらの病気を防ぐために、ペットとの暮らし方のルールを守りましょう!


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