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2011年11月21日
二日酔い対策

今年も残すところり後わずかとなり、忘年会シーズンの到来です!
友人や同僚と共に楽しく飲み、ついついお酒の量が増えて翌朝がつらい…こんな経験をされた方は少なくないはず。
今回は、アルコールが体に及ぼす影響と、二日酔いの症状・対策についてご紹介します!!


≪二日酔いの原因≫

お酒(アルコール)を飲むと胃や腸から吸収されます。吸収されたアルコールは、肝臓内のアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドへと分解されます。その後、アセトアルデヒドは肝臓内でアセトアルデヒド脱水素酵素により酢酸に分解され、さらに二酸化炭素と水に分解されて体外へ排出されます。この過程の中で、二日酔いの原因となる有害物質がアセトアルデヒドです。
日本人は、このアセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素の活性が、欧米人に比べて低い人が多く、大量に飲酒することで体内のアルコール濃度が高くなり、アセトアルデヒドを代謝しきれず体内に残ってしまうため、二日酔いになりやすいと言われています。


≪二日酔いの症状≫

頭痛、吐き気、嘔吐、体のほてり、のどの渇きなどの症状の他に、大量のアルコール分が体内に残っている場合は、ふらつき、ろれつが回らない等の症状が出ることもあります。


≪二日酔い予防法≫

*お酒を飲む前にウコンやタウリンを含む栄養ドリンク剤などを摂りましょう。
特に、「秋ウコン」は肝臓でのアルコール分解力を高めてくれる成分「クルクミン」が多く含まれているのでお薦めです。


*二日酔いの予防に有効なおつまみや料理を一緒に食べましょう。     
消化に時間のかかる揚げ物よりも、アルコールの排出を助ける野菜の煮物やお浸し等の食物 繊維を多く含んだ料理、ビタミンCを含んだ枝豆じゃがいも、胃の粘膜を保護してくれるネ バネバ食材(おくら、なめこ、長芋等々)をお薦めします。


*アルコールの解毒能力には個人差がありますので、ご自身の適量を知り、マイペースで飲み   ましょう。顔が赤くなる人は、その時点が適量だと考えて下さい。また、週に1〜2日ぐらい の休肝日を設けて肝臓を労りましょう。


≪二日酔い対処法 〜飲みすぎてしまった場合〜≫
*二日酔いを軽減させるものを食べましょう。特にしじみがお薦めです。  
しじみ:肝臓で作られる胆汁の分泌を促し、アルコールの代謝機能を高めてくれるアミノ酸やビタミンB12が豊富です。

十分な水分を補給しましょう。
水分を補給することで、体内に残るアルコールを尿として排泄することができます。また、肝臓でアルコールを代謝するときには水が必要ですし、二日酔いの頭痛は脱水症状などが原因で起こりますので、そのような症状も軽減できます。
お水の他にも、お茶やコーヒー、果汁100%ジュースも有効です。

コーヒーコーヒーに含まれるカフェインが二日酔いの頭痛をやわらげてくれます。

お茶お茶に含まれるカフェインが二日酔いの頭痛をやわらげてくれます。また、アルコールの吸収を抑える効果もあります。


果汁100%ジュースアルコールの分解によって不足している水分と、肝臓の働きのエネルギーとなる糖分を補うことができます。


*二日酔いの症状がひどい場合は、市販のお薬も有効です。ただし、お薬によってはアルコール との飲み合わせが悪いものもありますので、薬局の薬剤師に相談しましょう。

・吐き気やむかつき:胃腸機能を調整する塩化カルニチンなどが配合された胃腸薬

・頭痛:イブプロフェン配合の鎮痛薬


・疲れ:多量のアルコールを代謝する時、ビタミンB1が多く消費されるため、体に疲れを感じることがあります。そんな時は、ビタミンB1が配合されたビタミン剤を!


・つらい二日酔いの症状(頭痛・口渇・嘔吐):「五苓散[ごれいさん]」という漢方薬がお薦め です。


この漢方薬は、「のどが渇き」、「尿の出が悪く」、「吐き気や腹痛等の症状」がある時に用いられます。水を飲むと吐いてしまうような症状にも使われます。五苓散には5種類の生薬(茯苓[ぶくりょう]、白朮[びゃくじゅつ]、澤瀉[たくしゃ]、猪苓[ちょれい]、桂皮[けいひ])が配合されており、それぞれに体内の水分バランスを整える作用があります。また、澤瀉、猪苓には口の渇を治す働きもあります。


今年の忘年会シーズンは、ご自身で体に無理のないように上手く酒量をコントロールしながら、楽しい仲間と美味しいお酒を飲んでみてはいかがですか?



作成 : (株)第一薬局 鳴神




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