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2013年09月24日
ステロイド外用剤の注意点



ステロイドって?

 そもそもステロイドとは何でしょうか?ステロイドとは正しく言うとステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)といって、私たちの体内にある副腎という臓器から分泌されるホルモンの一種であり、代謝や免疫を制御することにより生命の維持に重要な役割を果たしています。 ステロイド外用剤はこのステロイドホルモンを人工的に合成して塗り薬にしたものです。


ステロイド外用剤は怖い?

 「ステロイドは怖い」と思われてはいませんか?確かにステロイド外用剤には様々な副作用があるため、使用することに抵抗を感じる患者様も多くいらっしゃいます。しかし、ステロイド外用剤は非常に優れた抗炎症作用をもち、皮膚の炎症を強力に抑えてくれるため皮膚科領域ではとてもよく使われるお薬で、正しく使えば安全に治療を行う事ができるのです。そう、怖いのはステロイド外用剤そのものではなく、間違った使い方が怖いのです!


ステロイド外用剤の副作用って?

 ステロイド外用剤の副作用は、内用薬(飲む薬)の副作用(易感染、高血糖、高血圧etc…)と混同しないようにしましょう。ステロイド外用剤の副作用は基本的には塗っている部分に限定されます。また、その副作用の多くは、ステロイド外用剤の使用やめるを事で徐々に回復していきます。ではどのような副作用があるか、代表例を挙げていきましょう。




ステロイド外用剤の「強い」「弱い」とは?

 さて、先ほどから「強いステロイド」「弱いステロイド」といった表現を使っていますが、ステロイド外用剤の強弱は5段階に分けられています。ご自身が使われているステロイド外用剤の強さを知りましょう。なお、下の表に記載しているのは病院で処方されるものの一部であり、全てではありません。記載のない薬については医師・薬剤師にお尋ねください。

 皮膚は場所によって厚さが異なるので、同じような症状でも部位によって使われるステロイドの強さが異なります。「顔・頭皮・陰部等」は皮膚が薄いため弱めのステロイドでも効果が出ます。「腕・脚・胴体」等は比較的皮膚が厚いので強めのステロイドが使われます。「手のひら・足の裏」は身体の中でも最も皮膚の厚い部分なので最強ランクのステロイド剤が使用される事が多いようです。ただし、炎症が強い時には、まず炎症を鎮めるために強めのステロイドを用い、症状が落ち着いたら弱めのものに切り替えるという方法がとられる事も多くあります。



ステロイド外用剤を正しく使うには?

●部位ごとに正しく使い分けましょう

 たとえば、以前に処方されて余ってしまった強いステロイド外用剤を、顔にも塗ってしまってはいませんか?部位ごとに違うステロイド外用剤が処方されているけど、面倒だからと全部同じ薬をぬってしまってはいませんか?ステロイド外用剤は「症状の強さ」や「症状のある部位」によって使い分けがされています。副作用を抑えるためにも、症状に合った強さの薬を正しい部位に使用する事が大切なのです。


●皮膚の状態の変化をよく観察しましょう

 た使っていても症状が良くならない。むしろ悪くなっているような気がする。使っている部分にニキビやぶつぶつができてきた。このような場合、薬が皮膚に合っていなかったり、副作用が出ている可能性もあります。何か変だ。と感じたら、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。


●勝手にやめないようにしましょう

 ステロイド外用剤を長期間使用している方が急にステロイドを塗る事をやめてしまうと、皮膚の状態がさらに悪化してしまう事があります。一般的な治療では、強いステロイドから弱いステロイドへと徐々に変えていく方法がとられますので医師の指示に従う事が大切です。


作成 : (株)第一薬局 医大前





≪参考≫
神奈川県皮膚科医会ホームページ http://kanahifu.umin.jp/story/story-03.html
ふじい皮膚科ホームページ http://www.fujii-hifuka.com/archives/915


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