スポーツを愛する方へ
最近、和歌山の街を歩いていると「きいちゃん」がよく目に入ってきますね。
「きいちゃん」は、2015年に開催される「第70回 紀の国わかやま国体」のマスコットです。
この国体は、1971年に開催された「第26回 黒潮国体」以来となる和歌山で開催される国体です。
選手の皆様には、気持ちよく力を発揮して頂きたいですね。
さて、スポーツ競技でよく耳にするドーピング検査は、オリンピックはもちろんのこと、国体やサッカーの天皇杯等でも実施されています!!
[ドーピングについて]
ドーピングとは、スポーツなどの競技で好成績を挙げるために薬物を投与したり、その他の物理的方法を採ったりすることです。
ドーピングは、
・ 競技者自身の健康を害する。
・ フェアプレーの精神に反する。
・ 反社会的行為である。 などの観点からスポーツ界では固く禁じられています。
[うっかりドーピング]
ドーピング禁止薬物については、毎年見直しをされ、病院で処方される薬だけでなく、市販されている風邪薬、漢方薬、サプリメント、ドリンク剤、さらには健康食品にさえ含まれている可能性があります。
故意に使用した者だけがドーピング違反となるわけでなく、不注意あるいは薬に対する知識不足により禁止薬物を摂ってしまうケースもドーピング違反となります。
これを「うっかりドーピング」といいます。 禁止薬物に関しては、非常に複雑です。 「これは大丈夫だろう」といった安易な気持ちで摂ったものがドーピング検査で違反となり、記録の剥奪や選手自身の信用をも失いかねません。
[では、本当に病気のときはどうすればいいのか?]
その場合は、正式な手続きである『TUE申請(治療目的使用に係る除外措置申請)』をして、治療に必要とされる薬物を摂ることができるようにします。 ただし、申請しても使えない薬物もあり、木目細やかなアドバイスが必要になってきます。 そういったアドバイスが必要な場合は、スポーツドクターやスポーツファーマシストに相談するとよいでしょう
 このマークは、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)が認定商品として認めた商品に対し、ラベル上での貼付用に用いるマークです。
JADAの設ける基準をクリアしていることを表し、JADAとしての保証を示しています。
[スポーツファーマシストとは]
スポーツファーマシストは、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)が定める所定の過程を修めている 薬剤師です。
主な活動は、アスリートはもちろん、スポーツ愛好家、指導者、選手のご家族に対し、薬の正しい使い方の指導や薬に関する健康教育などの啓発と普及に努め、最新のドーピング防止規則に関する正確な知識や情報を伝えたり、体調を崩した場合やケガをした時に、あるいは日常的に使用する薬について情報提供を行います。
選手としては、「うっかりドーピング」などで日々努力してきたことが水の泡になるのが一番残念なことです。
スポーツファーマシストは、「選手の皆さんの身近な相談相手になることができたら」と願っています。
ぜひ!公認スポーツファーマシストまで気軽に御相談ください。
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