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2014年04月21日
〜マダニによる感染症に注意しましょう〜
 

 

 春になり、野山に出掛ける機会が増えてきています。 この時期に注意する感染症として、2013年1月に、日本で初めて感染者が見つかった「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウイルスをご存じですか?

 

《重症熱性血小板減少症候群(SFTS)》

 2009年に中国中央部の山岳地域で原因不明の疾患が集団発生し、調査により2011年にマダニが媒介する新しいウイルスによる感染症と特定されました。

 日本では、2013年1月に、初めてこの感染症による患者の死亡が確認され、過去に遡って調査した結果、2005年〜12年の間に国内で更に10人が感染していたことが判りました。

 その後も、西日本の各地で患者の発生が報告されていますが、これらの患者から検出されたSFTSウイルスは、中国のものとは遺伝的構造が僅かに異なり、以前から日本国内に存在していたとみられています。

 

 厚生労働省によると、北海道から九州まで少なくとも30道府県でウイルスが確認され、これまでに国内で21人が死亡しています。このウイルスに感染すると、発熱、下痢、嘔吐や腹痛などの症状が現れ、頭痛、筋肉痛の他に意識障害や失語などの神経症状をも引き起こします。感染から発症するまでの潜伏期間については、6日〜2週間程です。

 

※参考

 

《これまでに患者の発生が報告されている県》

九州地方:佐賀 長崎 熊本 宮崎 鹿児島

中国地方:島根 山口 広島 岡山

四国地方:徳島 愛媛 高知

近畿地方:兵庫

       ※和歌山、福井、山梨、静岡では、これまでに患者の発生報告なし

 

《感染症を引き起こす可能性のある「ウイルス保有のマダニ」の発生報告があった県》

中国地方:島根 山口

四国地方:徳島 高知

近畿地方:兵庫 和歌山

中部地方:福井 山梨 静岡

 

〜マダニから身を守るためには、どうしたら良いですか?〜

 日本には47種類のマダニが生息しており、野生動物(シカ・イノシシ・野ウサギ)が生息しているエリアは、特に注意が必要です。また、民家の裏山や畑、あぜ道にも生息している可能性があります。

 こうした場所に行く際は、できるだけ肌の露出が少ない服装を心掛けましょう。

 

  • 首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着る。
  • 軍手などの手袋はしっかり着用。シャツのそで口を手袋の中に入れる。
  • ズボンの裾も、手と同じように、靴下でかぶせるようにする。
  • 帰宅した際は、室内に入る前に、上着や作業着を脱ぐ。

 

  現在、この感染症に有効な薬やワクチンが無いため、山菜採りの際などには上記の点に注意しましょう。



作成 : (株)第一薬局 黒田



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