もしかして便秘かも?! ・・・ と思われたら、ご一読を!!
1.ご自身の排便の様子や便について、下の項目をチェックしてください。
- ( )3〜4日ぐらい排便がない
- ( )毎日排便はあるものの、常にお腹がすっきりしない
- ( )便がコロコロしている
- ( )おならが多く、匂いがきつい
-
一つでも該当する項目があれば便秘かも知れません!
2.便秘の原因について
便秘の原因はさまざまですが、主に次のようなことが考えられます。
- ストレスや不規則な生活
自律神経が乱れ、正常な腸のぜん動運動(便を体外に押し出す運動)ができなくなります。
- 食生活の乱れ
食事の内容や量にも関係します。
- 便意を我慢する
大腸で水分が吸収され、便が硬くなります。
- 妊娠、老化
ホルモンのバランスが崩れて腸の働きが悪くなります。
- 運動不足
筋力の低下は、腸の運動に影響します。
- 腸の病気
3.薬に頼らない便秘の改善策について
薬に頼らずご自身でできる便秘の改善策はたくさんあります。
(1)日常生活で行える改善策
- 朝、起きがけにコップ一杯の水を飲むなど、こまめな水分補給を行いましょう。
- 朝食後、便意がなくてもトイレに行くようにしましょう。
- 外出時、便意を我慢しないでトイレに行くようにしましょう。
- 自分なりのストレス発散法(スポーツや映画鑑賞、おしゃべり、外食、読書…)を
見つけましょう。
- 特に、女性は身体を冷やさないように注意しましょう。
- 手軽な運動(腹筋運動など)を毎日少しずつ行いましょう。
- お腹のマッサージを行いましょう。 ※食事の後、数時間経過後に行うのが有効です。
- 家事や仕事の合間にストレッチを行いましょう。
(2)食事の見直し
- 朝食は、胃や腸を刺激しますので必ず摂るようにしましょう。
- 食事のメニューにヨーグルト、チーズ、納豆、酢などを加えて、腸内環境を整えましょう。
- 腸内で水分を吸着して便を柔らかくする水溶性食物繊維を適度に摂りましょう。また、腸のぜんどう運動を活発にする不溶性食物繊維も大切です。
水溶性食物繊維を多く含む食材 :
「ひじき」や「わかめ」などの海藻類、きのこ類、「りんご」や「みかん」などの果物類
不溶性食物繊維を多く含む食材 :
「小豆」や「大豆」などの豆類、「さつま芋」や「こんにゃく」などの芋類、「とうもろこし」や「大麦」などの穀類、「大根」や「ごぼう」などの根菜類
※食物繊維の耳よりなお話をもう少しご紹介しましょう。
- 水溶性食物繊維には、便秘を改善する効果の他に、強力な粘性がありブドウ糖の吸収を緩やかにしますので、糖尿病の予防に役立ちます。また、最近では、胆汁酸の排泄を増やす作用もあることが判り、高コレステロールが改善され動脈硬化の予防にも効果が期待できます。
- 不溶性食物繊維には、大腸を掃除する働きがあり、さまざまな有害物質を排泄させてくれますので、発ガン物質を排泄して大腸がんの予防につながります。また、唾液や胃液の分泌を促進する作用があり、満腹感を得られ食べすぎを防ぎ肥満の防止に繋がります。
便秘になると腸内に有害物質が発生し、悪玉菌が増加し様々な症状を引き起こします。 腹部の張りや食欲不振、吐き気などのお腹の症状から痔や大腸の病気なども引き起こすことがあります。 また、吹き出ものやニキビなどの肌のトラブル、さらには頭痛や腰痛、イライラによる精神的症状も出ることがあります。
便秘の改善に、上記のような食物繊維の多い食材を食事に上手く取り入れてみては如何でしょうか!
それでも便秘が治らない場合は、薬を服用するのも一つの方法です。その際は、薬にはたくさんの種類があり、ご自分に合った便秘薬を選ぶことが最も大切ですので医師や薬剤師にご相談ください。また、薬を服用してもお通じがない場合は、病気も考えられますので、このような時も医師や薬剤師にご相談ください。
第一薬局では、健康や薬について何でもご相談に応じますので、気になることや訊ねたいことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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