A 飲み合わせチェック
複数の医療機関を受診し多くの薬を服用される場合の注意として、それぞれの薬が持つ成分によって、薬の効果が強くなり副作用が出てしまうことや効果が弱くなってしまうことがあります。これが「飲み合わせ」です。
「お薬手帳」を医師や薬剤師に見せることで、この飲み合わせを防ぐことができます。
B 旅先での薬のトラブル
いつも飲んでいる薬を旅行先に持っていくのを忘れた場合、医療機関や薬局等で「お薬手帳」を提出することで受診や投薬がスムーズに進みます。
C 災害時 平成23年3月11日発生の東日本大震災においては、「お薬手帳」の情報から服用されている医薬品が迅速かつ適切に渡されている場面が数多く見受けられました。「お薬手帳」の活用が医薬品の安全な使用に効果を上げたのです。
避難所に避難されていた慢性疾患の方が服用されていた薬を聞き取り「お薬手帳」に記載することで、医師の診察が効率的に行えました。また、救護所で患者さんにお渡しした薬について「お薬手帳」に記載し配布することで、その後の継続治療に役立ちました。
D 事故時
例えば事故等で意識がない状態となり、救急車で病院へ運ばれることがあっても、
「お薬手帳」を携帯していれば、服用している薬から基礎疾患等が推定できますので、病院へ搬送された後の治療において、情報が何も無い場合とでは大きく違ってきます。