処方箋には有効期間があることをご存じでしょうか?
医療機関で受診した時にもらった処方箋。「まだ、前にもらった同じお薬が残っているし、すぐにもらわなくても大丈夫だから…お薬が無くなる前に薬局に持っていこう!」と考えたことはないでしょうか?
実際、当薬局でも有効期間が過ぎた処方箋を持って来られる患者さんが時々おられます。
「この処方箋は期限が過ぎています。4日以内にお持ち頂きたいのですが。」とお願い
すると「え〜、そんなこと知らなかったわ。皆さん知ってましたか?」と患者さん同士
の話となり「私も知らなかったわ!」ということがありました。
実は処方箋には有効期間があり、医師が使用期間を特に記載している場合を除き、発行日を含めた4日以内(日曜日、祝日を含む)がその期間となっています。この期間を過ぎると処方箋としての効力がなくなり、薬局などでは薬を患者さんにお渡しすることができないと決められています。(参考:処方箋の使用期間欄の横などに小さい文字ですが、保険薬局への提出期間について記載されています。)
では、なぜ4日以内なのでしょう?
それは、患者さんの容態や症状が時間の経過とともに変化するため、処方箋を発行した日から長い期間経ってしまうと、その時の患者さんに必要な治療や服用すべき薬が違ってきてしまう可能性が高いからなのです。
処方箋を受け取ったら早めに薬局に持って行くようにしましょう! その時は「お薬手帳」を忘れずにお持ちください。
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