調剤薬局 株式会社 第一薬局

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2015年07月23日
食中毒にご注意下さい!!


食中毒とは、食べものや飲みものが原因で、嘔吐、腹痛、下痢等を起こすことをいいます。 原因となる食品は、腐敗と違い、味や臭いに変化が無く食べても異常に気づかないのが特徴です。
食中毒の発生状況
おおよその傾向ですが、寒い季節に食中毒の発生は少なく、4月、5月と暖かくなるにつれ多くなり、7月から9月にかけての夏場に最盛期を迎えるといわれています。また自然毒による食中毒も季節と関係があり、キノコは秋(10月)、フグは冬(10月から12月)に多いとされています。 しかし、平成18年暮れから平成19年初頭にかけて、今まであまり認知されていなかったノロウイルスによる感染症と食中毒が猛威をふるいました。ノロウイルスはこれまで比較的食中毒が少ないと思われていた11月から3月という冬期に多発し、保育園、学校、高齢者施設でしばしば集団発生が起こることから、最近特に注目されています。
食中毒の発生原因
食中毒を起こしやすい食品としては、肉類や魚介類、卵、およびその加工品などで、特に加熱していない料理に多くみられます。夏場は水温が15℃を超えるので、細菌が増殖しやすく、魚介類、特に生で食べる刺身や寿司などが原因食品となります。また、人の手指を介して感染するブドウ球菌が原因の場合、おにぎりや寿司、サンドイッチなどを食べたために発症するケースが多くなります。細菌以外では、ノロウィルス(貝類に多い)やロタウイルス(生の魚介類、肉類に多い)などのウイルスが原因で食中毒が起こるケースもあり、冬場に多く発生しています。
食中毒予防の6つのポイント
(1) 食品の購入:食品は賞味期限などを
確認し、新しいものを購入しましょう。
冷蔵や冷凍など温度管理の必要な食品は
購入したら早めに持ち帰りましょう。
(2) 家庭での保管:冷蔵庫や冷凍庫の
詰めすぎに注意しましょう。
目安は7割程度。冷蔵庫は細菌の増殖が
緩やかとなる10℃以下に、冷凍庫は
増殖が停止する−15℃以下に維持する
ことが大切です。
(3) 下準備:ラップしてある野菜も良く洗い、
生で食べる野菜や果物に、
肉や魚などの汁がかからないように
しましょう。包丁やまな板はその都度洗う
ことをおすすめします。
(4) 調理:加熱調理する食品は十分に加熱しましょう。中心部の温度が75℃で
1分間以上が目安です。
(5) 食事:調理後の食品は室温に長く放置しないようにしましょう。
(6) 残った食品:きれいな器具や皿を使って保存し、時間が過ぎたら思い切って
捨てましょう。温めなおす場合も充分な加熱をしましょう。
食中毒症状の応急処置方法
自然毒を含む化学物質で起きる中毒症状は数時間で発現し、細菌性食中毒やウイルス性食中毒の場合は、6時間から数日間潜伏してから発症します。食中毒になった場合の主症状は、下痢、嘔吐、腹痛、発熱です。下痢や嘔吐は体内に入った異物を排除しようとしているため起こる症状ですので、下痢止め薬などは服用せず、トイレなどで出せるだけ出して下さい。ただし、激しい嘔吐や下痢が続くと体力を消耗し、体内にある水分とミネラルが欠乏する脱水症状に陥る可能性がありますので、ミネラル分が補給できるスポーツ飲料を飲むようにしましょう。この際に冷たい飲料は胃腸を刺激しますので常温にした飲料を飲むことをおすすめします。
嘔吐の症状が出たら
トイレで吐けるだけ吐くようにしましょう。吐いた物が気管に詰まって窒息したり、肺に入って肺炎を起こすことがあるので、トイレまで移動できない場合には吐きやすいように横向きに寝かせましょう。特に小さな子供や高齢者の場合は、吐いたものが口の中にある場合は、薄いビニール手袋をした手でかき出すようにしてあげて下さい。
下痢の症状がひどい場合
水様の便が出る場合もトイレで出せるだけ出すようにしましょう。下痢止め薬を服用すると、食中毒の原因菌や毒素が腸内に留まってしまい、症状が悪化してしまう場合があるので、自己判断で服用するのは止めましょう。もし、下痢止めを飲んでしまった場合は、受診の際にその薬を持参し、医師に伝えるようにしましょう。やわらかい便になったらお粥など消化に良い物を食べるようにしましょう。
病院への受診タイミング
軽い食中毒では数日間で下痢や吐き気が解消され自然に治りますが、ノロウイルスや腸管出血性大腸菌o-157などによる食中毒では死亡するケースもあります。 下記の症状がある方は、早急に医療機関にて医師の診察を受けるようにして下さい。
 1. 乳幼児やご高齢の方、病中・病後で体力の無い方。
 2. 自然毒(毒キノコやフグ毒)や化学物質の誤飲誤食
をした方。
 3. 血便がみられる場合。
 4. 尿の量が減る、尿が12時間以上出ない場合。
 5. 一日に10回以上吐き気や下痢が続く場合。
 6. 意識がもうろうとしたり、呼吸が乱れたりする場合。
参考文献:食中毒を防ぐ3つの原則、6つのポイント・政府広報オンライン・厚生労働省

http://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html

食中毒の症状(下痢・嘔吐・腹痛)と食中毒の種類|食中毒大辞典

http://foodpoisoning.e840.net/h130000.html



作成 : (株)第一薬局 医大前



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