調剤薬局 株式会社 第一薬局

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2015年09月19日
骨粗鬆症 知っておきたい10のポイント


その1:寝たきりの原因第2位は骨粗鬆症

1位 脳血管疾患 2位 骨粗鬆症による骨折
特に足の骨折は寝たきりの原因になりやすいので、予防が大切!

その2:骨をつくる細胞!?骨を壊す細胞!?

骨をつくる細胞を骨芽細胞、骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。骨を つくったり(骨形成)、壊したり(骨吸収)する事を骨代謝といい、そのバランスが崩れると骨粗鬆症になります。

その3:骨粗鬆症になりやすい人って!?

高齢者:肝機能・腎機能が低下するため活性型ビタミンDが低下しています。
飲酒・喫煙:カルシウムの吸収を妨げます。
過激なダイエット:血液中のカルシウムが低下して骨のカルシウムが消費されてしまいます。
ホルモンが乱れるので破骨細胞の働きが活発になってしまいます。
出産経験が多い人:赤ちゃんに自分のカルシウムをへその緒を通してあげるため、骨のカルシウムが少なくなり骨粗鬆症になりやすくなります。

その4:骨粗鬆症の原因に女性ホルモン!?

女性ホルモンには骨を壊す破骨細胞が過剰に働きすぎないように抑える働きがあります。女性は閉経をきっかけに女性ホルモンが急激に減ってしまうため、男性に比べて骨粗鬆症になりやすい傾向があります。

その5:カルシウム不足に要注意!!

カルシウムを摂るだけではなく吸収を上げる事が大切です。腸管からカルシウムの吸収を促進するビタミンDやカルシウムが骨になるのを助けるビタミンKの働きが重要となります。

その6:日光浴で骨を強く!!

ビタミンDは人間の皮膚でつくられます。日光を浴びる事でビタミンDがつくられ、肝臓・腎臓を経て活性型ビタミンDになります。活性型にならないと力を発揮しません。夏なら木陰で30分、冬なら日向で1時間が日光浴の目安です。

その7:タバコがカルシウムの吸収を阻害する!?

タバコはカルシウムの吸収を阻害するだけでなく、女性ホルモンの働きも抑えてしまうため、破骨細胞の働きが活発になってしまいます。長期喫煙によって引き起こされるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の人には骨折した経験のある人が多いのも事実です。

その8:食べ物のバランスが骨を強くする!

カルシウムは乳製品・小魚・緑黄色野菜に多く含まれています。しかし、食品によって吸収率に差があります。また、骨の形成にはリンが関わっています。血液中でのリンとカルシウムのバランスは決まっているので、血中のリンが増えるとバランスが崩れてしまいます。それを元に戻すために骨のカルシウムが血中にとられ、骨粗鬆症になりやすくなります。効率よく摂取するなら1日1杯の牛乳がおススメ!牛乳には理想的な量のカルシウムとリンがバランスよく含まれています。
ビタミンDやビタミンKは魚貝類、海草、緑黄色野菜、キノコ類に多く含まれます。どちらも脂溶性ビタミンなので油と一緒に食べる事で吸収率がアップします。また、干しシイタケはカサの裏を日光に当てるとビタミンDが増えるので試してみてはいかがでしょう!?

その9:運動で骨を強く!

適度に体重をかける運動が骨密度増加のためには有効です。特別なことをしなくても、エレベータやエスカレーターを使わずに階段の上り下りをする、適度に太陽光を浴びながら散歩を楽しむといったことでも十分に効果があります。

その10:知ってましたか?こんな治療薬!

活性型ビタミンD3製剤は食事で摂取したカルシウムの吸収を増す働きがあります。高齢者は肝機能・腎機能が低下し、ビタミンDを活性型にする力が弱いので、薬で活性型ビタミンDを補います。
女性ホルモン製剤(エストロゲン)や女性ホルモンに似た働きをするSERM製剤は、女性ホルモンの減少が原因の骨粗しょう症に有効です。閉経期のさまざまな更年期症状を軽くし、併せて骨粗鬆症を治療する目的で用いられます。
ビスフォスフォネート製剤は、骨吸収を抑制することにより骨形成を促して骨密度を増やす作用があり、有効性が高い薬です。腸で吸収されて骨に届き、すぐに破骨細胞に作用して過剰な骨吸収を抑えます。骨吸収がゆるやかになると、骨形成が追いついて新しい骨がきちんと埋め込まれ、骨密度の高い骨が出来ます。これまで主流だった週1回服用製剤に加え、4週1回製剤(錠剤・点滴投与)が開発されました。さらには、錠剤が飲みにくい人などに配慮した、経口ゼリー製剤もあります。
また、新しい作用の薬もたくさん登場しています。

PTH (副甲状腺ホルモン)製剤は、骨密度が非常に低い患者さんや高齢者に適した薬です。現在、1日1回患者さんが自分で注射をする皮下注射剤と、週1回医療機関で皮下注射してもらうタイプがあります。また、6か月に1回病院で注射するタイプの薬で、破骨細胞が作られるのを抑制する事で骨吸収を抑制して、骨密度の増加が期待できる注射薬もあります。飲み薬だときっちり服用できなかったり、合わなかった人にも継続しやすい薬です。
患者さんの生活スタイルやニーズに合わせて治療薬の選択肢は広がってきています。処方には病院での診察が必要なので、医師・薬剤師にお気軽に相談してください。

索引
図解入門よくわかる最新「病」の予防と治療
栄養の基礎が分かる図解辞典



作成 : (株)第一薬局 日方



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