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2015年12月19日
アレルギー性鼻炎と新しい治療薬


 アレルギー性鼻炎は鼻粘膜のT型アレルギー疾患で発作性・反復性のくしゃみ、水性鼻漏(さらさらした水のような鼻水が出ること)、鼻閉(鼻づまり)を3主徴とします。
T型アレルギー疾患とは、外因性のアレルゲン(アレルギーの原因物質:スギ、ブタクサ、室内塵、ダニなど)に対し、IgE抗体(アレルゲンを攻撃するために作られるタンパク質の一種)を介して生じるアレルギー疾患です。スギ花粉症もアレルギー性鼻炎のひとつです。 アレルギー性鼻炎は好発時期により通年性と季節性に分けられ、通年性は室内塵、ダニのアレルギーが多く、季節性はほとんどが花粉症です。なお室内塵は雑多なものを含んでおり、その中で最も多くアレルゲンとして働くのはダニですので、ほとんどの場合、室内塵アレルギーはダニアレルギーを意味します。

(症状の仕組み)
 抗原抗体反応 : 抗原(アレルゲン)が鼻腔に入ると肥満細胞(体の防御機構に重要な
細胞)上のIgE抗体と反応する。

 肥満細胞の活性化 : 肥満細胞が活性化されて化学伝達物質(ヒスタミン、ロイコトリエン
など)が遊離する。
 ヒスタミン  ⇒  神経を刺激  ⇒  くしゃみ、鼻水
 ロイコトリエン  ⇒  血管を刺激  ⇒  鼻づまり

○ アレルギー性鼻炎の予防・対策

 ハウスダストやダニなどによるアレルギーでは、掃除や寝具の洗濯によるアレルゲンの
除去、花粉症では、服装やメガネなどによる回避が大切です。

○ 従来のアレルギー性鼻炎の治療

 抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬などによる薬物療法があります。尚、花粉症など

では、症状が出始める少し前から薬の服用を始める初期療法が有効的です。

◎ 新しいアレルギー性鼻炎の治療

アレルゲン免疫療法(減感作療法)

アレルゲンを少量ずつ投与することにより、体をアレルゲンに慣らしていく治療法。
去年よりスギ花粉の舌下減感作療法シダトレンが発売され、自宅での治療が可能になりました。
また今年11月には新たにダニ抗原による減感作療法のお薬(アシテア、ミティキュア) が発売される予定で、アレルギー性鼻炎の治療の幅が広がります。

参考資料:鼻アレルギー診療ガイドライン



作成 : (株)第一薬局 小雑賀



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