調剤薬局 株式会社 第一薬局

調剤薬局 株式会社 第一薬局

  • 更新履歴
  • 会社案内
  • 店舗紹介
  • お役立ち情報
  • リンク
  • サイトマップ
トップページお役立ち情報>いろいろ情報コーナー
お役立ち情報へようこそ!

このコーナーでは日常生活の中で、少しでも皆様のお役に立てる情報を、お伝えできればと考えています。
お気軽にお立ち寄りください。

いろいろ情報コーナー Q&Aコーナー ジェネリック医薬品Q&A
2016年01月06日

高齢者の薬物療法  〜特徴と問題点〜


〈特徴〉

 老化とともに体の機能は変化します。それは見た目にも機能的にも変化する生理的現象です。しかし、個人差が大きく、単に何歳以上だから「高齢者」だと、ひとまとめにするのには問題があります。高齢者の薬物療法を語る上でも、そのことを忘れることはできません。また、老化現象はどこまでが生理的老化で、どこからが病的老化かの境界もはっきりしていません。高齢者が体の不調を訴える「愁訴(しゅうそ)」もその点で見分けるのが難しいといえます。

〈問題点〉

@ 多種類の薬剤を併用している

  • 高齢になるほど病気になる率が高くなり、多くの慢性疾患を併発するため、
    多種類の薬を併用することになります。
  • 体調不良を訴え(愁訴)、複数の医療機関を受診して薬を希望する傾向がみられます。

A 正確な服用が難しい

  • 「服用する薬や量を自己調整する」「服用を忘れる」場合があり、
    種類や量が増えればその可能性はさらに高くなります。

B 副作用が出やすい

  • 「老化」による生理機能の低下で薬の副作用が出やすくなります。
  • 多種類の薬が処方される中で、同じ作用の薬が処方されていたり(重複投与)、
    薬の飲み合わせ(相互作用)による副作用の危険が高くなります。

C 副作用の症状が高齢者の疾患によくみられる症状と似ている

〜たとえば〜
  • ある薬の副作用でパーキンソン様症状がみられた場合、
    新たな疾患(パーキンソン病) が発生したと診断され、薬が追加にされる可能性があります。

D 副作用がADL(日常生活動作)に影響を及ぼす

  • 若年者にとってはたいして問題とならない副作用もADLに影響を及ぼし、その後のQOL(生活の質)の低下につながる事があります。
  • 〜たとえば〜

  • 「眠気」という副作用のある薬で、ふらつきが出て転倒し骨折し、寝たきりとなる原因をつくる可能性があります。
★上記の問題も踏まえて
いつでも相談できる「かかりつけ薬局」を持つことが大切です★


作成 : (株)第一薬局 和佐



←前 バックナンバー 次→


 

トップページ 戻る
薬剤師募集案内