≪C型肝炎は内服薬で治す時代に!≫
肝臓病のおおよそ9割は肝炎ウイルスが原因で、とくに、B型とC型ウイルスによる慢性肝炎が問題となります。慢性肝炎になると、肝硬変へとすすみ、さらに肝臓がんに至ることもあります。この流れを絶つこと、あるいは遅らせるための治療が重要です。とくにC型ではウイルスの排除を第一に目指します。
以前は、インターフェロン単独療法、抗ウイルス薬とインターフェロン療法を併用する治療などがあり、週3回以上病院に通い点滴注射をしなければなりませんでした。
しかし昨年、画期的な抗ウイルス薬が発売され、ウイルスが完全に除去できる時代になってきました。例えば、3か月間内服することにより大変高い治療効果が得られる新薬が発売されています。
治療が受けられるかどうかは、肝臓専門施設の先生に診察してもらい、患者さんに適合するか、また、遺伝子検査をして、どの薬が合うかを調べてもらいます。
1日の薬価(薬の価格)は約5〜8万円で大変高価な薬ですが、保険適用で、医療費助成の申請をすれば納税額によっては、月1万円、又は月2万円で治療することができます。
まずは、かかりつけ医にご相談し、専門医を紹介してもらいましょう。
参考:
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