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2016年09月05日

体内時計のおはなし

ヒトの体にも時計があるのをご存知ですか?

人間は朝太陽が昇ると活動し、沈むと休息するという24時間周期でのリズムで生活する体内時計を体の中に持っています。
実はこの周期はキッチリ24時間でなく24.2〜25.1時間なので、目から朝日を浴びることにより24時間にリセットされています。
その時計の中心は脳の目の奥にある視交叉上核(下図)というところで、また体のすべての臓器にもローカルな体内時計があり一定の生体リズムを刻んでいます。

たとえば成長ホルモンは夜中の11時〜2時頃に沢山分泌され、睡眠をもたらすメラトニンというホルモンも夜中にピークとなります。起床時コルチゾールというホルモンが増えることにより、眠りから覚めて、血圧体温が徐々に上がって活動し始めます。 このようなホルモン分泌調節も生体リズムの一つです。 この生体リズムと関連して様々な病気の発症や症状にも日内リズムのあることが明らかになってきています。

上の図のように疾患症状や生体機能に日内リズムがあることから、それに合わせてお薬を飲む時間を考慮する場合もあります。

たとえば......

血圧は起床時より徐々に上昇し夕方に最も高くなる→降圧剤:朝に服用

コレステロール合成は夜間に多く行われる→高脂血症薬:夕に服用

夜、胃酸分泌が多くなる→消化性潰瘍治療剤:夕に服用

喘息による呼吸困難は深夜から明け方→気管支喘息治療薬:就寝前に服用

薬剤、症状、服薬状況により異なります

このような時間を考慮した服薬の仕方(時間治療)の分野は更に研究が進められています。

体内時計が乱れると生体リズムも乱れるため、ホルモン分泌や自律神経の調節に悪影響を及ぼし、高血圧糖尿病などの生活習慣病や肥満の原因にもなるといわれています。そうならないために、毎日朝日を浴びること、規則正しい食生活、適度な運動を心がけ、
快適な毎日をお過ごしください!!

【参考資料】
http://www.eisai.jp/medical/region/phar/hospha/
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/1994.11.15.htm
生体リズムと時間薬理学 早稲田大学高等研究所紀要第3号 P57−P65

作成:(株)第一薬局 名草



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